3DCGbook

映像プロダクションに所属しています。主に毎日のアウトプットを配信していこうと思います。

3DCGアーティストが勉強すべきこと<解剖学編>

考え方は人それぞれですが、
デザイナーの成長過程って基礎に始まり基礎に終わると私は思っています。

3DCGアーティストの多くは、
大雑把に基礎を教わり、ソフトウェアに詳しくなり、作品にしていきます。
「この大雑把に基礎を教わる」というのは大事なことです。
もちろんこの過程では大雑把で構いません。

ただソフトウェアに詳しくなるだけでは一定の技術で必ず止まります。
そして、ここで止まってしまう人も多いのが事実です。

もう一つ上のレイヤーに行くには基礎を固めること、と私は思います。
疑問に対して結果が具体的に導かせることができるようになれば一人前です。

私はリガーですが、この方の記事が非常に好きです。
CESAR SAEZ - A rigger's journey
私自身、今は線形代数三角関数等を勉強し基礎を応用に繋げるべく勉強しています。


さて、3Dで必要な知識というのはなんでしょうか?
大雑把に言うと実世界の全てを勉強することになります。
何故なら3Dの空間上にはカメラやライト等も存在するからです。

それを前提にして少し書き出してみましょう。
・解剖学
・行動
・建築
・衣服
・環境
・カメラ
・ライト
・自然現象
・物理

出そうと思えば何でも出せるので途中から迷ってしまいました…;

さて、上記から簡単にですが解剖学周りの書籍を紹介していきます。
アニメーターにも一部関わりますが、
骨や筋肉、皮膚といった仕組みを作るラインなので主にモデラーとリガーが持つべき知識ではないでしょうか。



CGクリエーターのための人体解剖学―超現実を描けるのは現実を知る者だけ
桜木 晃彦 武田 美幸
ボーンデジタル
売り上げランキング: 180,835

CG業界では桜木氏は有名じゃないでしょうか。
桜木氏の訴えたいのは「おいしいところだけつまみぐい」
CGの人体の表現においてこれだけわかっておけばOKというのを詰め込んでいます。



Artistic Anatomy (Practical Art Books)
Dr. Paul Richer
Watson-Guptill (1986-02-01)
売り上げランキング: 385

さらにもう一つ上の勉強をしたい場合はこちらをおすすめします。
これは実は桜木氏に過去におすすめしてもらいました。
Richerの胸骨、肋骨は美しい…といっていたのを思い出しました。
こちらは洋書なんですが図も多くわかりやすいです。
後半は人がポーズを取った際の筋肉の動き等も書いてあるので、
デフォームをさせる際の参考にもなりました。



An Atlas of Animal Anatomy for Artists (Dover Anatomy for Artists)
W. Ellenberger Francis A. Davis
Dover Publications
売り上げランキング: 150

こちらは定番ですね。
解剖学の動物編です。


この三冊さえ持っとけばとりあえず悩むことは減るんじゃないでしょうか。
大事なのは悩まずに正確に近い情報を得ること。
そうすることにより、理論的に作業を進めることができます。

また、自分が上司になりフィードバックをする側になる場合、基礎知識は必須です。
部下が道筋で困っている場合は、基礎から教えるのも一人前のアーティストの役割です。

本当は全て紹介しようと思ったのですが、長くなりそうなので今回は生物関係のみとなってしまいました。
次回はまたいろいろ紹介していければと思います。